苗字の由来

代表的な苗字(名字)の由来と使用家紋を紹介します。

吉田氏の由来と使用家紋
「吉田氏」は、全国軒数第11位の大姓です。
『都道府県別件数順位』をみると以下の通り、
   ※電子電話帳「写録宝夢巣 Ver.9.01」(日本ソフト販売)より
 北海道(7位)  青森(16位) 岩手(11位) 宮城 (20位) 秋田(29位)
 山形(24位) 福島(8位) 茨城(11位) 栃木(24位) 群馬(8位)
 埼玉(10位) 千葉(12位) 東京(11位) 神奈川(15位) 新潟(18位)
 富山(3位) 石川(4位) 福井(3位) 山梨(134位) 長野(70位)
 岐阜(14位) 静岡(37位) 愛知(18位) 三重(34位) 滋賀(14位)
 京都(5位) 大阪(4位) 兵庫(8位) 奈良(3位) 和歌山(11位)
 鳥取(12位) 島根(18位) 岡山(20位) 広島(22位) 山口(41位)
 徳島(3位) 香川(14位) 愛媛(48位) 高知(76位) 福岡(6位) 佐賀(9位)
 長崎(6位) 熊本(9位) 大分(16位) 宮崎(14位) 鹿児島(48位)
 沖縄(105位)
中部日本を代表する苗字です。北陸・近畿・北部九州地方に多く、特に北陸と北近畿ではベスト5に入っています。 北陸からの移住者が多い関係で、北海道でも第7位にランクされています。
吉田氏といえば幕末の思想家吉田松陰(寅次郎)が有名です。 松陰自身は長州藩士杉百合之助の次男であり、養嗣子として吉田大助家に入っています。 養家の吉田家は長州藩の山鹿流兵学師範の家柄で、藤原北家藤原行成(世尊寺家祖)の末裔とされています。

吉田氏の由来と家紋
実りの多い「良田」「肥田」を意味し、佳字を宛て「吉田」としたもの、豊作を願う祈りが込められたいいます。 また葦(あし)が多く自生している田のことで、「葦」が「悪し」に通じることから「よし」と読みかえるようになったといいます。
「田中」同様に稲作文化が定着発展し、農地に恵まれた地域に多い名字といえます。

主な吉田氏の由来は以下の通りです。
●神祇官卜部氏流の吉田氏
卜部兼熈(かねひろ)が祇官を務める吉田神社から吉田氏を名乗り、従三位に叙され公卿となっています。 吉田兼倶(かねとも)の代に唯一神道を創始しています。
●山城国吉田(京都市)におこる藤原北家勧修寺流の吉田氏
坊城光房の子経房が吉田氏を名乗りました。後醍醐天皇の側近吉田定房はこの系統です。
●常陸国那賀郡吉田郷(水戸市本吉田町)におこる桓武平氏大掾流の吉田氏
多気繁幹の子清幹が吉田氏を名乗りました。
●武蔵国児玉郡吉田郷におこる武蔵七党児玉党の吉田氏
小代遠平の子俊平が吉田氏を名乗りました。
●甲斐国都留郡吉田郷(富士吉田市)におこる清和源氏武田氏流の吉田氏
武田有義の子有信が吉田氏を名乗りました。
●三河国幡豆郡吉田郷(愛知県吉良町)におこる清和源氏新田氏流の吉田氏
得川業氏の子頼業が吉田氏を名乗りました。子孫は尾張徳川家に仕えています。
●近江国愛智郡吉田郷(滋賀県豊郷町)におこる宇多源氏佐々木氏流の吉田氏
佐々木秀義の子厳秀が吉田氏を名乗りました。
この系統は出雲国へ広がっています。
●土佐国長岡郡吉田におこる藤原秀郷流首藤氏族の吉田氏
戦国時代、長宗我部氏の家臣となっています。

その他に、医家丹波氏流の吉田氏、角倉氏流の医家吉田氏、出羽小野寺氏流の吉田氏、桓武平氏畠山氏流の吉田氏、 藤原利仁流島田氏族の吉田氏、藤原北家高木氏流の吉田氏、藤原秀郷流少弐氏の吉田氏、薩摩息長氏族の吉田氏などがあります。

このように出自が多彩なだけに、使用家紋も多くあります。
主な使用家紋としては、「四目紋」「花菱紋」「州浜紋」「三鱗紋」「蔦紋」「梶葉紋」などがあります。

山田氏の由来と使用家紋
「山田氏」は、全国軒数第12位の大姓です。
『都道府県別件数順位』をみると以下の通り、
   ※電子電話帳「写録宝夢巣 Ver.9.01」(日本ソフト販売)より
 北海道(13位)  青森(15位) 岩手(56位) 宮城 (27位) 秋田(35位)
 山形(61位) 福島(25位) 茨城(30位) 栃木(33位) 群馬(17位)
 埼玉(17位) 千葉(17位) 東京(12位) 神奈川(11位) 新潟(11位)
 富山(5位) 石川(5位) 福井(4位) 山梨(36位) 長野(15位)
 岐阜(3位) 静岡(8位) 愛知(4位) 三重(22位) 滋賀(5位)
 京都(7位) 大阪(7位) 兵庫(10位) 奈良(11位) 和歌山(12位)
 鳥取(9位) 島根(23位) 岡山(26位) 広島(13位) 山口(11位)
 徳島(9位) 香川(20位) 愛媛(37位) 高知(109位) 福岡(13位)
 佐賀(13位) 長崎(11位) 熊本(26位) 大分(34位) 宮崎(35位)
 鹿児島(34位) 沖縄(62位)
中部日本を代表する苗字です。南関東・東海・北陸・近畿地方に多く、特に東海と北陸ではベスト5に入っています。 「山を開いて作った田」や「山の中にある田」の意味を持ち、山地の多い稲作の国らしい苗字です。
第12位の大姓ですが、戦国大名・近世大名・主要な公家に山田氏はいません。 江戸初期の人物としてシャム(現在のタイ)を中心に東南アジアで活躍した山田長政(仁左衛門)が有名です。

山田氏の由来と家紋
山田氏は日本を代表する地形姓です。山地が多い国土のため稲作を広げるには、水利を確保できそうな土地を開いては水田につくりました。 そのため各地に「山田」の地名があり、大字以上でもその数は100ヶ所以上あるといいます。
「田中」「吉田」同様に稲作文化の影響で生まれた名字ですが、農地開拓に燃える意気込みを感じる名字といえます。

その出自も多岐にわたり、主な山田氏だけでも以下の通りです。
●尾張国山田郡山田荘(名古屋市)におこる清和源氏満政流の山田氏
浦野重遠の弟・重定や子・重直重弘が山田氏を名乗っています。 子孫からは旗本や尾張徳川家の家臣が出ています。
●播磨国神東郡山田村(姫路市)におこる村上源氏赤松氏流の山田氏
●伊賀国山田荘(伊賀市)におこる桓武平氏の山田氏
●土佐国香美郡におこる香宗我部氏流の山田氏
鎌倉期、土佐国の地頭大中臣(中原)秋家が土佐山田城に移り山田氏を称しました。
●薩摩国日置郡山田(鹿児島県)におこる桓武平氏の山田氏
平貞盛の後裔・式部大輔有賀が島津忠久に仕えて、山田を領し山田氏を称した。
一説には島津氏族とも。

『姓氏家系大辞典』には120を超える項目があり、山田氏の出自の多さがわかります。
このように出自が多彩なだけに、使用家紋も多くあります。
主な使用家紋としては、「巴紋」「九曜紋」「梅鉢紋」「柏紋」「蔦紋」「釘抜紋」などがあります。

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