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苗字の由来

代表的な苗字(名字)の由来と使用家紋を紹介します。

後藤氏の由来と使用家紋
「後藤氏」は、全国軒数第31位の大姓です。
以下は『都道府県別件数順位』の200位内です。
※電子電話帳「写録宝夢巣 Ver.9.01」(日本ソフト販売)より
 北海道(36位)  青森(94位) 岩手(40位)
 宮城 (21位) 秋田(33位) 山形(7位)
 福島(50位) 茨城(54位) 栃木(59位)
 群馬(75位) 埼玉(73位) 千葉(59位)
 東京(41位) 神奈川(41位) 新潟(70位)
 福井(132位) 山梨(78位) 長野(109位)
 岐阜(8位) 静岡(25位) 愛知(20位)
 三重(36位) 滋賀(150位) 京都(107位)
 大阪(78位) 兵庫(56位) 奈良(146位)
 和歌山(181位) 鳥取(90位) 島根(129位)
 岡山(115位) 広島(69位) 山口(150位)
 徳島(56位) 香川(134位) 愛媛(145位)
 福岡(34位) 熊本(27位) 大分(2位)
 宮崎(16位)
軒数では愛知県・岐阜県を中心とする中日本、大分県を中心とする北部九州に多くあり、一方、中国・四国地方は少なくなっています。 軒数順位では大分県が第2位、山形県と岐阜県がベスト10に入っています。

後藤氏の由来と家紋
他の名字のように、地名や官職名などに由来する名字ではありません。 一般的には、肥後守・備後守になった藤原氏の末裔という説と、藤原氏の後裔なので「後の藤原」をとって後藤を名乗った説があります。

主な後藤氏の出自は以下の通りです。
●北陸の大族藤原利仁流斎藤氏族の後藤氏
藤原公則が備後守であったことから、孫の則明が後藤氏を名乗ったことに始まりといいいます。 後藤氏は源頼義・義家に代々仕える源家譜代の家臣で、源頼朝に仕えて鎌倉御家人となり、鎌倉幕府の評定衆・引付衆などを歴任しています。
播磨国へ移った後藤氏は春日山城(福崎町)を拠城に、播磨の豪族赤松氏の幕下として勢力を張っています。猛将後藤又兵衛基次は末裔といいます。
また後藤則明の子政明は肥前国墓崎の総地頭となり、子孫は戦国領主として龍造寺氏や大村氏らと覇権を争い、のちに龍造寺隆信の子家信を養子に迎えています。
藤原秀郷流佐藤氏族の後藤氏
後藤実基は佐藤義清(西行)の兄弟・佐藤仲清の子基清を養子に迎え、後藤氏を名乗ります。
●彫金大江氏流長井氏族の後藤氏
後藤祐乗が彫金の技術を認められ将軍足利義政に召し抱られました。 以来後藤家は御用達彫金師として室町幕府に仕え、織田信長・豊臣秀吉の刀剣装身具、大判鋳造の御用達も務めました。
美濃出身という後藤庄三郎は後藤家職人として才覚が認められ、後藤氏を名乗り、子孫は江戸幕府の金座支配を任せられます。
●讃岐国後藤山(綾川町)におこる藤原姓の後藤氏
藤原家成の末裔資盛が後藤城に居城し後藤氏を名乗りました。

この他にも美作国の利仁流後藤氏、藤原北家長良流の後藤氏、などがあります。 主な使用家紋としては、「下り藤紋」「九曜紋」「五三桐紋」「柏紋」「鷹の羽紋」などがあります。

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小川氏の由来と使用家紋
「小川氏」は、全国軒数第32位の大姓です。
以下は『都道府県別件数順位』の200位内です。
※電子電話帳「写録宝夢巣 Ver.9.01」(日本ソフト販売)より
 北海道(48位) 青森(97位) 岩手(82位)
 宮城(84位) 秋田(73位) 山形(102位)
 福島(108位) 茨城(47位) 栃木(27位)
 群馬(76位) 埼玉(27位) 千葉(14位)
 東京(24位) 神奈川(28位) 新潟(30位)
 富山(81位) 石川(97位) 福井(66位)
 山梨(122位) 長野(142位) 岐阜(25位)
 静岡(48位) 愛知(33位) 三重(32位)
 滋賀(31位) 京都(60位) 大阪(49位)
 兵庫(72位) 奈良(74位) 和歌山(30位)
 鳥取(149位) 島根(32位) 岡山(41位)
 広島(19位) 山口(58位) 徳島(33位)
 香川(114位) 愛媛(169位) 高知(72位)
 福岡(58位) 佐賀(67位) 長崎(21位)
 熊本(93位) 大分(89位) 宮崎(55位)
 鹿児島(86位)
関東と愛知県を中心とする東海地方に多い苗字です。

小川氏の由来と家紋
小川は「小さな川」を意味し「小河」とも書きます。「こがわ」と読むこともあります。地名は全国に分布します。

主な小川氏は以下の通りです。
●武蔵国多摩郡小川郷(秋川市)におこる武蔵七党日奉姓西党の小川氏
西宗綱の孫宗弘が小川氏を名乗りました。 小川郷や牧の開発につとめた小川氏は、郷の氏神二宮神社を掌握して勢力を拡大、鎌倉幕府御家人となります。 「承久の乱」で活躍した小川季能は薩摩国甑島に地頭職を賜り、小川季直が移住し、甑島の領主として戦国期まで勢力を保持、その後薩摩藩に仕えています。
●尾張国知多郡小河(東浦町)におこる清和源氏野氏流の小川氏
浦野重遠の子重房が小川氏を名乗りました。子孫から甲斐武田家臣や、紀伊や伊勢に移り豪族となった一族も出ています。 また分流の水野氏からは松平広忠に嫁いで家康を生んだ水野忠政の娘がいます。
●常陸国久慈郡小川におこる清和源氏佐竹氏流の小川氏
佐竹義胤の子義継が小川氏を名乗りました。建治年間に頃藤城(小川城)を築城しています。
●近江国神埼郡小川村(東近江市)におこる豊臣大名の小川氏
出自は藤原姓下河辺氏流や中原姓、宇多源氏佐々木氏流ともいわれます。小川祐忠は織田信長、豊臣秀吉に仕えて伊予国今治7万石を与えられています。
●近江国甲賀郡小川村に(信楽町)におこる大伴氏流鶴見氏族の小川氏
鶴見俊貞の子長実が小川氏を名乗ります。小川長実は前関白近衛家基に仕えて近衛家荘園を守るため小川城を築城し、子孫は信楽の地を勢力を張ります。 その後足利尊氏に仕えて六角氏の家臣となっています。
●大和国吉野の国人領主の小川氏
小川氏は丹生川上神社の神職であり、興福寺大乗院領の吉野郡の荘官として勢力を拡大し、 小川弘光は後南朝勢力が所持する神爾(三種の神器の一つ)を奪還した功績をあげています。 小川弘茂の代には宇陀郡に勢力をひろげ、宇陀郡内一揆の盟約に参加し、伊勢北畠氏の支配下ながらも自立した領地支配を目指しました。 しかし織田信長を後ろ盾に筒井氏が大和国を制圧すると勢力を失っていきました。
●筑後国竹野郡小川(久留米市)の藤原姓の小川氏
菅原道真の家臣藤原五郎某が配流された道真を慕って下向し、竹野郡小川を領して小川氏を名乗りました。
●筑後国山門郡上小河(みやま市)の藤原姓菊池氏流の小河氏
菊池為安の子為純が山門郡上小河を領して小河氏を名乗りました。小河信安は龍造寺隆信に仕え、子孫は鍋島藩士となっています。

この他にも伊勢国鈴鹿郡小川におこる小川氏、などがあります。
出自が多彩なだけに家紋も多く、主な使用家紋としては、「並び鷹の羽紋」「木瓜紋」「二引両紋」「亀甲紋」「沢潟紋」「十二日足紋」「五三桐紋」などがあります。


岡田氏の由来と使用家紋
「岡田氏」は、全国軒数第33位の大姓です。
以下は『都道府県別件数順位』の200位内です。
※電子電話帳「写録宝夢巣 Ver.9.01」(日本ソフト販売)より
 北海道(56位)  青森(154位) 岩手(174位)
 宮城 (174位) 山形(159位)
 福島(121位) 茨城(53位) 栃木(43位)
 群馬(28位) 埼玉(31位) 千葉(32位)
 東京(35位) 神奈川(52位) 新潟(66位)
 富山(58位) 石川(30位) 福井(55位)
 山梨(169位) 長野(130位) 岐阜(43位)
 静岡(92位) 愛知(29位) 三重(31位)
 滋賀(29位) 京都(23位) 大阪(24位)
 兵庫(17位) 奈良(18位) 和歌山(50位)
 鳥取(27位) 島根(38位) 岡山(19位)
 広島(9位) 山口(33位) 徳島(14位)
 香川(11位) 愛媛(20位) 高知(29位)
 福岡(120位) 長崎(183位)
 熊本(120位) 大分(106位) 宮崎(104位)
軒数をみると関東と愛知県・兵庫県・大阪府・広島県に集中がみられます。一方、東北・九州は少ないです。 軒数順位では広島県が唯一ベスト10に入っています。

岡田氏の由来と家紋
岡田は「周辺より高い土地(岡)にある田」の意味です。

主な岡田氏は以下の通りです。
●陸奥国行方郡岡田(南相馬市)におこる桓武平氏相馬氏流の岡田氏
相馬胤盛の子胤康が行方郡岡田に領して岡田氏を名乗りました。
●常陸国那珂郡岡田郷(常陸大宮市)におこる清和源氏佐竹氏流の岡田氏
佐竹義重の子義高が岡田氏を名乗りました。久慈郡岡田郷(常陸太田市)におこるともいいます。
●武蔵国におこる武蔵七党丹党中村氏流の岡田氏
中村時成の子時継が岡田氏を名乗りました。
●信濃国筑摩郡岡田郷(松本市)におこる清和源氏佐竹氏流の岡田氏
佐竹昌義の子親義が筑摩郡岡田郷の浅間神社領の荘官として下向し、岡田氏を名乗りました。 岡田親義は木曽義仲に従い、越中国倶利伽羅峠で平家軍と戦っています。
●美濃国大野郡岡田(揖斐川町)におこる清和源氏山田氏流の岡田氏
山田泰親の子時親が大野郡岡田を領して岡田氏を名乗りました。 尾張国へ移った岡田氏は守護斯波氏に属し、岡田重善は織田信秀・信長に仕え、岡田善同の代に徳川家康に仕えました。

この他、下総国豊田郡岡田郷の清和源氏佐竹氏流の岡田氏、讃岐国寒川郡岡田郷の紀氏流岡田氏、紀伊国牟婁郡岡田郷の岡田村主の岡田氏、 伊予国伊予郡岡田郷の越智氏河野氏族の岡田氏、などがあります。
主な使用家紋としては、「五瓜に二引両紋」「片喰紋」「三本扇紋」「八本矢車紋」「三つ鱗紋」「州浜紋」「十曜紋」などがあります。

※姓氏の出自や由緒には諸説あります。このサイトではすべてを網羅できておりません。
 参考の一つにしてください。
 また出自や由緒、来歴についての質問は受けかねます。ご了承ください。

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